おだがいさま工房とは


おだがいさま工房の歩み

2011年3月の東日本大震災の原子力発電所事故により私たち富岡町住民も他の町村と同様に避難を余儀なくされました。

現在も町民の大多数が避難生活を送っています。

住み慣れたふるさとを離れ、新たな環境で生活を送る人々には、生き甲斐を作る事やコミュニティーの再生が必要でした。

富岡町民を対象に避難先のひとつである福島県郡山市に開設されていた『おだがいさまセンター』(富岡町生活支援センター)のもとに2012年7月『おだがいさま工房』が設立開所され、草木染による染めと織りの制作を開始。

以来、多くの方々の厚意と助力をいただき、日々研鑽を積んで参りました。

そこに集った仲間たちと『習得した技術や知識とコミュニティーを継続し継承して行きたい』と考え、

2015年4月より有志一同による『おだがいさま工房』を創業し、新たな一歩を歩みだしました。



おだがいさま工房名称の由来

理不尽に強いられる避難生活の日々の中で「おだがいさま」(福島県の方言)という言葉が、ともすれば荒みがちになる人々の心を支え、繋いできました。

「支え合って生きること」の大切さを深く感じた経験から「おだがいさまの心」がたくさんの方々に伝わり、人と人の笑顔を紡いでいけるよう願い命名しました。